セーターになりたかった毛糸玉

セーターになりたかった毛糸玉セーターになりたかった毛糸玉
津田 直美

ブロンズ新社 2002-09
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セーターになることを夢見ていた赤い毛糸玉でしたが、なかなか編み物に使ってもらえません。
なったのはセーターではなく手袋。かわいらしい小さな手袋でした。
それでも大事にされ、赤い毛糸玉は毎日幸せでした。ずっと手袋でもいいな、そう思った矢先のことです。


ほっこりにっこり。読み聞かせるには長いのですが、なんともかわいらしいお話です。ストーリーもですが、そこへ添えられた絵がお茶目でかわいい。
セーターという夢は叶わなかったけれど、手袋でそれなりに満足できた毛糸玉が優しくって好きだなぁ。毛糸魂を持っているというか。
そんな毛糸玉ですもの。新しく生まれ変わった小さなセーターとして、ネコちゃんを暖かく包んで生きていくのでしょうね。

二転三転しつつ生きていく毛糸玉は、私たちの人生にも似ていますね。
娘もこれからこんな風に生きていくのかなぁ。最後はたとえ違う形でも夢が叶うといいなぁ。いや、その前に私の夢か。

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